中川の仏壇 仏壇やのひとりごと - 中川の仏壇
ブログ モダンミニ仏壇

2024.3.27

仏壇やのひとりごと

伝統型の仏壇が売れなくなることで、仏壇店の売上が下がるという傾向が

続いている。伝統型仏壇の需要から家具調型(モダン型)仏壇の需要が増すことで、

ニッチ産業、隙間産業、などといわれていた業界にも大手が続々と参入し、メーカーも小売店も

競争が激化している。伝統型仏壇を販売するには、仏壇の価値や彫り物の説明、設置場所の問題など

1年やそこらじゃ身につかないような知識が必要である。しかし、家具調仏壇は、その手間が5割くら

い省ける商材であると考える。そうなると、どこでも取り扱える。メーカーは、短歌が(変換するとで

てくる雅な学習機能)単価がだだ下がりで、真綿で首を絞められるような状態になっているであろうと

推測する。仏壇の単価が下がった原因とは

まず、住宅事情を考えると、お畳の部屋が減っている。イ草の輸入量が平成8年か9年から減少しはじ

めている。それに呼応するかのように平成8年くらいから仏壇の売上高も減少しはじめている。

仏間がないので、伝統型仏壇ではなくてもよいという選択になりやすくなる。

論文ならば引用のデータを書かなければならながい、あいにく処分してしまいない。

最近、よく聞くのが、「先祖なんて」「仏壇なんて」という言葉である。これは、私も理解できる。

先祖代々の土地や財産を引き継ぎ生きている人は、先祖をいやでも意識するのではなかろうか。

しかし、先祖からの援助なくして自分の力で生計をたてていれば、意識しなくなるのも理解できる。

生きていくのは、大変だ。ましてや物価があがっていれば、日用品の購入、通信料、お金のかかる

ことばかりであり、先祖に意識をむけたくとも向けないのも理解できる。

生きている人が優先になる。

視えないものを慮るのは、心に余裕がないと難しいのかもしれない。

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