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2025.3.3

ひとり暮らしと七輪と同僚たち

20代中盤くらいでひとり暮らしをはじめた。家賃は会社が7割負担してくれた。

53350円のアパート、自己負担は16000円くらいで住んでいた。因みに350円

は自治会費であったと思う。

その当時でサラリーマンの平均年収は超えていたと思う。結構いい給与くれた会社であった。

それでも、財形貯蓄やら個人年金などの積み立てもあったりして、

ひとり暮らしの生活は厳しかった。食にも拘っていたので仕方なし。

備長炭と七輪でA5ランクの牛肉を買って、ベランダでひとりで焼肉したりしていた。

近所に同僚も多くおり、一緒に居酒屋に歩いて飲みに行ったりしていた。

私は、男兄弟がおり、幼馴染も男友達が多かった。そのせいか、

男性に対する警戒心はほぼ皆無であった。飲みに行って、近所に住む同僚が送ってくれたので、

何も考えずに部屋に入れた。珈琲を出したが飲み終わっても帰ってくれなかった。「帰れ」とも

当時の私では言えず、帰るのを待っていた。すると、別の同僚の男性から電話が入り

「あいつはどうした?送っていったが大丈夫か」

「部屋におります。目の前に…」

「すぐに追い出せ、あいつには彼女がいるんだぞ」

と言われ電話を切ると「〇〇さんが、すぐに追い出せと言うのでお帰りください」と言って帰って

もらった。

あの頃が一番楽しかったな。

無責任で生きることが精一杯で明日のことなんて考えたことなかった。

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