お稽古事にきている仲間の二人が最近、婚活に力を入れている。その影響で私も自分の過去を思いだすことが多くなった。これから綴るのは過去の出来事であり、奥歯に挟まったいつかのスルメの味を味わっているかのようなものであるのでご容赦いただきたい。自慢じゃない。ただの事実。
3月14日、たいして接点のない人からアパートに赤いバラの花束が届いた。2月14日に私は、この方に義理も本命も渡してない。花束は重い。それに交際にいたる前段階で花束もらったら、絶対に付き合いたいとは思わない。そういうことが誰にでもできる人、というイメージがつくから。あと、浪費が激しそう。マメそう、浮気しそう。女性には、花束でもやっておけっていう、ステレオタイプの恋愛感があるのかなとか、思った。交際して、結婚する意思表示の際に花束を貰うのは嬉しいのでしょうね。後にも先にも花束はこれ一回しかもらったことないのだけど。イベントとかサプライズやる人種とは接点がない。本をくれる人は交際せずとも過去多かったな。それは無茶苦茶嬉しい。何の本でも嬉しい。
でもね、残酷なもので、すてきな方だな、と思う人からもらった、くちゃくちゃの緑色の薬局で買ったであろうビニール袋に入ったプロテインのバナナ味を無造作に、はいって貰ったりすると、それだけでも嬉しいもんだよ。相手は、何も感情も入ってないのだろうけど。薬局で買う、というところが経済観念がまたいい。素敵だなと思うよ私はね。なんせ変人なんで。花束より全然嬉しい。
何をもらうか、じゃなくて、誰からもらうか、なだけなんだよね。
いいなって、思う人からだったら、多分、道端の石ころでも貰っても多分大事にするよ。