『限りある時間の使い方』かんき出版 オリバー・バクマン著 高橋璃子訳(2025.3.25引用)
前の職場で一緒だった同じ年の人がいる。彼女は、理系の大学出身である。
私のほうが先にやめてしまい、それから仲良くなった。
そんな彼女は、店にお茶のみにくると、「私、前世は、沖縄で看護師だったと思います」
とか「沖縄行ったら、結構影響受けました。看護師してたんでしょうね」という内容の会話を
何十回としていたように記憶している。うん?もしかして、看護師になりたいのかな。
と思ってきいていた。ある日「そんなに看護師、看護師いうならばなればいいんじゃないですか」
と言った。
彼女は、熟慮し決断した。今は、看護師になっている。最近は、前世とか、沖縄とか
言わなくなった。すっかり、医療の人となって地に足をつけて生きているように私にはみえる。
格好いい本当。
この本のなかに書いてあるのだが、人生80年ならば4000週しかないと書いてある。
4000週なんてあっという間に過ぎてしまいそうである。
愛だの恋だので悩んでいる人も、20年以上婚姻継続で伴侶に飽きた人もこの文章を読んでほしい。
『限りある時間の使い方』(pp105-108)
恋愛についても同じだ。少なくともしばらくのあいだは、相手の欠点が見えても妥協して、その関係を続けてみたほがいい。数々の誘惑や、理想と違うのではないかという疑問を振り切り、「この関係を続けてみよう」と覚悟を決めるのだ。そうしなければ、いつまでたっても深い関係を築くことはできない。もちろん、そんな覚悟を持って恋愛する人は多くない。たいていは何年もふらふらしなが、相手が真剣になってくるたびに口実を見つけて逃げ出したり、いろんな相手と中途半端な関係を続けたりする。あるいては特定の人に決めてみたものの、年月が経つうちに相手の欠点が見えてきて、やっぱり相性が良くないな、などといって別れを考えはじめる。~たとえば、無限の安心感と無限の刺激を与えてほしい、という理想を持っていたとしよう。~でも、現実には、無限の安心感と無限の刺激を両方与えてくれる相手なんかどこにもいない。そもそも矛盾する資質だからだ。その両方を一人の人間に求めるのは、身長170センチと180センチの両方を兼ね備えたパートナーを求めるのと同じくらい不合理なことだ。そんなふうに不可能な理想を追いかけていたら、いつまでたっても持続的な関係は築けない。そんなふうに不可能な理想を追いかけていたら、いつまでたっても持続的な関係は築けない。だからどこかで妥協して、一人の相手に決めたほうがいい。どうやっても後戻りできない状況をつくってしまったほうがいい。皮肉なことに、人は後戻りできない状況に置かれたほうが、選択肢があるときよりも幸福になれるというデータがある。手持ちのカードを多く残しておくよりも、「これしかない」という状況のほうが満足度が高まるのだ。~進べき方向はただひとつ、自分が選びとった未来に向かって前進するだけだ。(2025.3.25 引用)
確かに。書道の硬筆で、つけペンで書いている。ペン先を私は、頻繁に変えていた。書道の先生のつけペンをお借りしたとき、ペン先が柔らかく、文字の強弱がつけやすく、とても書きやすかった。
「先生のつけペンのペン先はどこで買ったのですか?私もこれが欲しいです」と言った。
先生は「ナカガワさんは、頻繁にペン先変えているから硬いままなんじゃない。長く使いこんでなじませて柔らかくするのよ」と言われ衝撃であったことを覚えている。人間関係も同じである。
私は、気が多いし、熱しやすく冷めやすい。人にも物にも長く愛情がもてないように思う。その人や物に対する気が多いエネルギーを日常生活や自分のやるべきことに全振りしたいと思う。
残りの時間が、あと2000週間もないと思うと、クサクサしていたら勿体ない。