子供がいる人生といない人生、どちらも大切な人生にかわりはない。
私は、子供がいる人生を今生は歩んでいる。
お腹から出てきたら最後、下ろせない荷を背負って生きていく。
教育つけて、生きる知識つけて、自分のために遣いたいお金をそちらに回して。
栄養とらせて、大変だな。小学校に入ったら、塾に入れて、お稽古事やって、
テストの前はワークをやらせて間違いをなおして、100点がとれるように意識した。
一度理科のテストで30点をとってきた。鬼ほど怒った。100点は、褒めない。
私は、去年の11月から愚息と同じ武道に入った。彼は、白→青→黄→緑→茶→茶→黒
黒の下の茶色帯なのだ。私からすると兄弟子である。武道を習ってから、彼の見え方が変わった。
茶色帯になるってすごいことだなと思った。それ以来なのだが、彼をリスペクトするようになった。
そして、彼を信頼してみようと思った。勉強のことは一切言わない、学校の準備も放置するようになった。すると、自分で準備していくようになった。テスト前のワークもやらない、宿題も管理しない。本当に放置した。毎日、彼は、マイクラモッドをやり、エレキギターをひき、遊びほうけている。テストも恐ろしい結果になると思っていた。が、しかし、変化がなかった。通知表も、むしろ、良くなった。
なんだったのだ。今までの自分。もっと早く私も武道に入れば良かったと思った。