もし、大切な人が栄養ドリンク依存だったらどうする。
それを飲まないと動けないって言われたら。
会うのに栄養ドリンク飲んだから来れたわ~って軽やかに言われたら。
「へ~そうなんだ」
「そんなに効くの?」
「ふ~ん、で?」
「そんな無理してまで来ないで、体が心配」
ま、こんな感想があるかな。
私は、大切な友人に対して最後の感想をもっている。
本人にも伝えている。
無理してほしくないけど、来られないのも困る。
体を休めて欲しいのだけど、会えないのは辛い。
これは、「友人の健康」と「私の安心」がトレードオフになっている状態。
友人に栄養ドリンク飲んでほしくない、でも飲まないと会えない。私が本当に守りたいのは
「友人の体」か「自分の安心(会えることが嬉しい、顔をみられて元気でよかったって)」
これは共依存になっているのであろうなと思う。本当は、友人が栄養ドリンクなしでも、動けるのが理想。現実は栄養ドリンクを飲んででも会えることに安心してしまっている。この葛藤は、自然なもので矛盾しているように思うが、感情の「揺れ」なんだ。
私のなかで「揺れ」が起こるってことは、この友人は、もう、すでに私にとってかけがえのない人になっている証拠。だから、益々、ドリンク飲まないで、でも、来てほしい、っていう途切れることないループにはまっているんだよ。こればかりは、解決策がないけど、頻度の約束をしてもらった。こういう時だけ栄養ドリンクを摂取する。約束を破るような性格ではないので、きっと守ってくれていると思う。
栄養ドリンクひとつでも、物語ができるくらい奥深い。