今朝は、９時始まりの本屋に行って、絲山秋子先生の新刊が１１月２７日に発売になるので予約してきた。楽しみだ。２７日は、木曜日店は休み。珈琲と新刊。幸せな日だ。心配することなく本が読める日はくるのかな。仕事のこと、お金のこと、愚息のこと、家のこと、店のこと、自分のこと。一生のうちで何も心配なく生きられる期間って短いのだなと思う。そうこうしているうちに、お迎えがきてしまうよ。一生なんて神様からみたら８秒の世界なんだから。悩んでいても仕方ない。悩んでもどうにもならない。ただ、漫然と生きるしかないとは思う。年々、健康診断が怖くなってきた。生きるということに執着するようになったからだ。まだ、生きたいんだ。２０代の頃は、健康診断の結果なんて、何とも思っていなかった。まもる家族もいないし、ひとりだけだったからだ。今は、そうはいかない。１０歳のお子さんを残して家族から永遠に離れた方の相方さんにきいたことがあった。「奥様は、お子さんを残して去られて生前は、どいういうお気持ちだったのでしょうか」「病気が大変でそれどころではないと本人は言っておりました」と教えてくれた。どう理解したらいいのか。子供のことを考える余裕すらない、闘病生活。自分と最後は向き合って去った。私は、不謹慎なことをいうが、ちょっと安心した。最後くらいは、自分だけと向き合いたい。誰かのための自分ではなく、自分は自分という素と向き合っていたい。残された人、どうにか生きてください。私は私でやりますから。って思わせてほしい。自分の人生を歩むために生きているのに、最後まで誰かの人生を想うのは、嫌だ。

最後は、私は私だけでありたい。