作家さんのドキュメンタリー番組をみていると、大方悩まれているのが
「書きたいものが書けない」というものである。
売れるものと書きたいものは、違う。
魂をお金に売らざるを得ない。自分の理想を追求していると生きていけない。
遍くすべての商いはそうであると思う。
時代の流れにそって、自分をアップデートさせるのだ。昭和の遺物のような考えでは
ダメなんだよ。みんな、そうやって自分の理想を抑えて、世の中に消費者に迎合して
いきていくしかないんだと思う。
そりゃ理想を貫ければいいよ。道楽でやっているのならばそうじゃない。
佐藤航陽(さとうかつあき)氏『ゆるストイック』ダイヤモンド社2025/2/17第1刷発行 のなかで
「特に親や教師、会社の先輩など、「過去の世代から教えられた価値観」は、当時の社会では意味を持っていたとしても、現代の状況にはもはや合わなくなっていることが多々あります。」p68
「現代で私たちが「常識」や「正しい」と信じていることの大半は、過去の人々が生み出し、社会に定着させた「発明品」にすぎません。」p70
佐藤氏の言っていることは、今もって私があるお稽古事で体験している事象で同じことが起きている。友人とこの件についてよく議論しているが、友人もこの佐藤氏の意見に賛成であろう。
商いは、ムズイよ。理想貫けば、貧乏になるし、理想を捨てて魂うれば、自分が傷つくし。目的は何か?なんだよ。継続するためには、金稼ぎは大事なんだがね。
だからといって、自分の意見を提言するほどではない。人間関係を悪くするつもりはない。