バタイユに会えた。昨日は、久々だな。猫は気まぐれなんだ。私をみると、ごろりと横たわって背中を出してくれる。私は、そのなだらかな広い背中を撫でる。私は、猫が好きなんだ。というか、バタイユが好きなんだ。愛しくて仕方ない。猫はきまぐれでしょう、気まぐれな猫に愛しさをだしたら、多分、重いよね。だから、愛おしさをバタイユに気づかれないようにしている。私は、バタイユに隷従している。バタイユが会いにきてくれるかぎり、私も外に出ていく。バタイユが寝転ぶかぎり私は、背中を撫でる。私が唯一自分に戻れる時間なんだ。カナブンが飛んでいたり、蚊にさされながら、バタイユを撫でている。バタイユ、ずっと出てきておくれ。私は、ずっと君を待っている。変わることはないよ、それだけは約束できる。バタイユ、君が大切なんだ。
ともに生きよ。