中川の仏壇 黒ぶち眼鏡の奥から眺めるすきっ歯のミッチー。 - 中川の仏壇
ブログ モダンミニ仏壇

2025.9.18

黒ぶち眼鏡の奥から眺めるすきっ歯のミッチー。

どんなオカルトよりもオカルトなことがある。わたしが買いにいっている眼鏡屋は、無論、おジンズ様と個人の眼鏡店。今のド近眼黒ぶち眼鏡は、市内の個人店で買っている。お父さんとお母さんとバツ2の息子の三人でやっている。お父さんは前田吟、お母さんは林家パー子、バツ2の息子はすきっ歯の及川光博、こんなイメージだ。私が、木曜の10時ごろ、眼鏡をつくりに行くと、お父さんがいつもとおり誠実な対応してくれる。10分くらいすると、2階からロールupデニムを穿いたミッチーがさっきまで寝てたであろうという顔で出てくる。この息子は私よりも1歳上なのだが、やたら饒舌に話す。それも無駄な博識でいろいろと語りだす。顔はミッチーなんだが、すきっ歯なんだ。全然、言葉が入ってこない。ずっとすきっ歯を眺めている。この顔だから2回も結婚できたのだろうな、と思う。女子は、顔で惚れると厄介だなと思う。ミッチーは、どんな角度の話題でも、自分の土俵に引き込み、語りだす。たいしたもんだと思う。毎回「中川さんの好みのフレーム入れておいたよ」とすきっ歯で言う、ガラスケースからフレームを大事そうにもってくるのだが「全く好みじゃないです」次に行っても「中川さんの好みのフレーム入れておいたよ」「全くこのみじゃないです」黒ぶちのスクエアか黒ぶちの丸メガネを買っている人間にメタリックのフレームをすすめてくるのだから、どうかしている。こういった不毛なやりとりが面白くて通ってしまっているのだが、眼鏡の検眼とレンズの調整は全幅の信頼をしているので、毎回、無駄な小粋なトークも笑顔で「博識ですね」といいながら、気絶しそうになりながらきいている。

すきっ歯のミッチーに幸多かれ

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