お世話になっている人がいる。独身時代ボロボロになった時の私を受け入れてくれた人。

その人の前で号泣した。そして、その人が今困っている。さて、私はその人に何ができるのか。

考えよう。そして、私が倒れない範囲のできることをやる。

助けてくれた人には、寄り添う。

あの時、偽り虚構の自分をすてて人の前で崩壊するほど泣いた私は、強い自分だったなと思う。

己の愚かさを知って泣いたのだけどね。自分がなんぼのもんじゃいって思っていた。

この回避傾向が辛いんだよ。自分が欲しいものが欲しいって絶対言えないからね。

だから、人生が思ってもない方に行ってしまうことが多々ある。

友人は、自分が欲しいものを欲しいと言って、自分の気持ちに素直になって突き進んだよ。

そして、それを手に入れた。傍観していて、すげーなーって本当に思ったし、

友人を尊敬した。今も尊敬している。

私ならば、あっさり諦めたよ。だって、回避しちゃうから。自分が傷つきたくないし、拒絶されたら

心が壊れちゃうから。それではいつまでたっても、満たされないんだよね。

仲間と一緒に勉強会していて、仲間がコンビニスイーツを買ってきてくれた。バラバラとテーブルに

置かれた種類の違うスイーツ「好きなのとって」と言われて私は最後まで手が出せないんだ。

一番最初に「私これがいいっ！」って手を出した人は、お嬢さん育ちの安定型の友人だった。

その人はきっと、思うような人生を生きている。私は残った好きじゃないスイーツをもらって「ありがとう、私これ好き」って嘘をついた。全然好みじゃない。

それがすべてを語る私の人生なんだと思った。

私を助けてくれたその人は、その時の姿をみていて、「自分の欲しいものを手に入れることも大事だよ」と言った。些細なシーンだよ、お菓子を選ぶだけの、それでも、その瞬間にその人のすべてが漏れ出てしまうんだ。

今も、ほしいものを欲しいとは言ってないし、言えてない。

変わってない。今、ほしいものを欲しいって言ったらすべて崩壊しちゃいそうだから、言わないで生きていくと思う。

１０分でネタを考えて書くと陰キャが溢れ出すのだな…。